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2005/07/14

石原東京都知事のフランス語の侮辱発言

昨日の夜は、初夏とはいえ、少し、肌寒いぐらい、涼しかった
ので、良く眠れた方々も、多かったのではないでしょうか?

ここのところ曇り勝ちで、少々不快な気分でしょうが、
新たな気持ちで、前進してゆきましょう。

まぁ、それはさておき、心と体のバランス、うまく取れて
いますか?体調を整え、体を壊さないよう、気をつけましょう!

さぁーて、皆さん、元気ですかーっ!
(ほらほら、元気じゃぁないよ、などと言ってないで・・・。)

それでは、本日も、無理をしてでも、皆さんに、
元気になって頂くべく、大きな声を出しているつもりで、
皆さんに、呼びかけます!(苦笑)

腹に力を入れて、よぉーしゃあっ!やるぞー!と叫んで
みましょう!アニマル浜口ではありませんが、
気合だ、気合だ、気合だ、気合だ、気合だ、気合だ、
気合だ、気合だ、気合だーぁっ、
オイッ、オイッ、オイッ、オイーッ!!ですよね。(笑)

笑われたっていいじゃぁありませんか、バカにされたって
気にすることなどありません。最後に皆さんが、幸せに
なりさえすれば、それで良いのです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本日は、Quatorze juillet (キャトルズ・ジュイエ)、
(フランス語で、7月14日という意。)です。

日本人には、あまり馴染みのない日なのでしょうが、
今日は、フランス革命記念日なのです。むしろ、映画などで
有名な、「パリ祭」という単語を使った方が、馴染みがあるかも
知れませんね。もっとも、フランス語を、少しでも、
かじったことがある人ならば、ご存知かとは思いますが。

えっ、「そんなこと知ってたよ。」って!?それは、失礼
致しました。   m(―_―)m

フランスに、全く興味の無い方々でも、世界史や本などで、
この記念日の存在ぐらいは、聞いたことが、あるのでは
ないでしょうか?

何故、しょっぱなから、こんな出だしで始めたのかって?
それは、石原都知事が、フランス語に関して、問題発言を
したからなのです。

今回の問題発言に関しては、自分にとって、
聞き捨てならない発言だと思ったので、今回、
採り上げさせて頂きます。

今回の石原都知事の問題発言は、フランス語学習者、
フランス語関係者、フランス語を母国語とする人々に
とっては、侮辱以外の何者でもないでしょう。

石原都知事は、フランス語は、数が数えることができない
言語だと、言い切ったのです。

普通の人であれば、ふーん、石原都知事が、
又、問題発言しているのか、しょーがねぇなぁ、またかよ、
ぐらいにしか思われていないことでしょう。

何故、自分が、今回、石原都知事の発言について、
書こうとしているか?

それは、自分が、かつて、フランス語学習者であったこと。
そして、今も、フランス語愛好者であること。学生時代、
フランス語を第一言語として、自分なりに、学んできて、
それを何故か、小ばかにされたような気分になった
からなのです。

フランス語は、国連において、大変重要な言語として
位置づけられており、国連職員には、最低でも、
フランス語と、英語が話せることが、最低条件とされています。

又、フランス語は、世界で、2億8000万人、あるいは、
2億9000万人もの人々によって、世界の至る所で、
話されており。スペイン語や中国語、アラビア語と並んで、
国連公用語として、使用されている重要な言語なのです。

この発言の発端は、旧都立大学が、首都大学に
統合される際、フランス語文学専攻の教授の人数を12人から、
8人へと減らすという、措置を取ろうとしたことによるそうです。

その際に都知事は、何時までも、過去の栄光にすがって
いるようなフランスの、文学者など、そんなに人数は、
必要ないだろうという発言までしたとか、しないとか。(苦笑)

このことに、反発したフランス語文学専攻の教授との
やり取りの過程で、石原都知事の今回の発言が、出てきた
ようなのです。

石原都知事も、大学生時代に、フランス語をかじったことが
あると、おっしゃられていましたが、果たして、どこまで、
フランス語のことを、認識されておられるのか、定かでは
ありませんが、もう少し考えて発言してほしいものです。

一方、フランス人語学学校の責任者達も、侮辱に値するとして、
訴えたそうです。そして、石原都知事に、正式に抗議すると
いう表明を出したそうです。

今まで、この事以外の発言に関しては、仕方のない面も
ありましたし、同感できることも、多少ならずあったので、
何も言わなかったのですが、今回のことに関しては、
かつて、フランス語を学習したものとして、
少し、度を越しているようにも感じました。

因みに、フランス語は、決して数が数えられない言語などでは
ありません。ある一定以上の数になると、すこし他国とは
変わった数の数え方になり、数えにくくなってしまうという
だけなのです。要は、慣れの問題なのです。

石原都知事は、その変わった数え方に慣れるレベルに
なるまで、勉強されなかった、厳しい言い方をすれば、
努力不足、勉強不足だったというよりほか、いいようが
ありません。

別の言い方をすれば、フランス語は、都知事には向いて
いなかったのです。しかし、だからといって、侮辱するような
発言は、都知事とはいえ許されるべきことではありません。

自分自身の勉強不足や、努力不足を棚に上げ、今回の発言に
至ったことは、まことに残念でなりません。自分の専門外の
ことについては、もう少し、勉強されてから、発言してほしい
ものです。

ちなみに、フランス語で、数が数えにくくなるのは、
70以上からです。

例として挙げると、次のような数です。
70:soixante‐dix 71:soixante et onze 80:quatre-vingts
81:quatre-vingt-un 90:quatre-vingt-dix

つまり、70が60たす10、71が60たす11、72が60たす12、
80が4かける20、81が4かける20たす1、
90が4かける20たす11と、数え方が、非常に、複雑に
なってきてしまうのです。

ですが、その反面、この変わった数の数え方が、
原因なのでしょう。フランスは、かつて、世界に名だたる
数学者を輩出したことでも、有名ですし、理数系的な分野に
おいて、今現在も、輝かしい実績を残しています。

何故、このような数え方になってしまうのかというのは、
理屈ではなく、昔から、このようにして、数えてこられて
きているため、特別な理由というものはありません。

丸暗記しようとするから、無理が生じてきてしまうのです。
フランス語は、他の言語のように、ただただ、丸暗記をすれば
よいというものではなく、系統立てて覚えなくてはならない、
ある意味、数学のような法則性にあふれた、言語なのです。

従って、世界共通語と言われる英語と同じ、学習方法では、
なかなかマスターできにくい言語だとも言えるのかも
知れません。

英語が文系的な言語だとするのなら、フランス語は、
理数系的な言語といってよいのかもしれないのです。
数字などをはじめとして、動詞の活用、文型、
関係代名詞など、その殆どが、一定の
規則的に、構成されているのです。

最低限の規則性と法則性、そして要点さえ、
覚えてしまえば、あとは、それを応用すれば、
英語のように、丸暗記などせずとも、フランス語の
要点は、マスターできてしまう言語なのだといっても、
過言ではないかもしれないのです。

石原都知事は、頭は良いのかも知れませんが、
数学のように、理数系的思考に基づくフランス語は、
体質的に合わなかった、それだけのことなのでしょう。

ある意味、もしかすると、フランス語に関して、劣等感にも
似た感覚を、持っていたのかも知れませんね。一方的な、
偏った見方や考え方は、やめて欲しいものです。


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コメント

 コメントとトラックバック、ありがとうございました。こちらからもトラックバックを返させていただきました。当記事へのコメントにレスをつけさせていただきましたので、ご一読賜れば幸いです。

投稿: だっしー | 2005/07/17 16時33分

TBさせて頂きました。

東京とパリって姉妹都市ではなかったか、と思うのですが、それにしても、相手の文化に対して、一方的に軽蔑するような発言は、本当に困りますね。

ワタクシもフランス語を学習してフランス語が今でも好きで、まあ、仕事でもある程度使っている身ですので、まったくなぁ、と思ってしまいます。

投稿: ガーター亭亭主 | 2005/07/18 18時17分

ご訪問&コメントありがとうございます。
かなり、フランス語を勉強されていたのですね。
感心しながら記事を拝見させていただきました。
上記記事の、
「最低限の規則性と法則性、そして要点さえ、
覚えてしまえば、あとは、それを応用すれば、
英語のように、丸暗記などせずとも、フランス語の要点は、マスターできてしまう言語なのだといっても、過言ではない」
という部分、納得です。
フランス語の読み方は「法則」をマスターすれば、英語よりも読み方がはっきりしていますし、文章を組み立てるときも、読むときも、表現が明確で論理的な言語ですので、英語よりは表現しやすかったように感じました。
フランスから、世界的に認められている哲学者・文学者が排出されていることを考えれば、フランス語が国際語として失格だなんて、まったく持って、ありえないと思います。
<追記>
quatre-vingt(s)についての貴重なご指摘、ありがとうございました。
そうでしたっ!quatre-vignt には、「s」がつきましたよね。
発音すると「s」は読まないので、ついつい忘れてしまうんですよ。
おかげで、間違いに気づくことができました。

投稿: のりっぺ | 2005/07/19 00時28分

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